動画を編集してみたい、動画編集者を目指したいけど何がなんだか分からない!
そんな方のために、誰にでも分かるように動画の編集方法を解説するシリーズをスタートします!
まずは動画を作るときの心構えから。ある意味一番大切な要素です。
目次
動画編集者を目指す人向けのシリーズ
動画編集を始める方は、何から手をつけたらいいのか分からない方も多いと思う。
映像会社に勤めるならまだしも、副業的に映像編集をしたい、自分・もしくは友人がYouTuberとして活動するので編集技術を身につけたいといった方が近年多い。
言わばフリーランスだ。
PC1台で作業可能な動画編集はフリーランスの活動に向いている分野だと思う。
必要な機材やアプリケーションはこちらにまとめているので、一度ご覧いただきたい。
しかし一番の問題は、、、
上司にあたる人、つまり教えてくれる人がいないことだ。
知識ゼロ・その上ひとりで動画編集を始めようとすると
おそらく「取っ付きにくイィ…」と挫折される方がほとんどだろう。
大丈夫です。その取っ付きにくさの正体は
「単語が分からないだけ」。
世の中の「取っ付きにくい」の9割がこれだと思っている。
だからこのシリーズでは出来る限り簡単に動画編集の方法を解説しようと思う。
シリーズを進めるにあたって、どうしても専門用語を使うべき箇所がやってくるだろう。その際は都度説明するし、それでも分からなければ申し訳ないがググって頂きたい。
当ブログに動画編集単語辞典的なコンテンツも作ろうと思ったが、ググれば分かることばかりなのでやめた。僕よりもっと深く理解されている方が分かりやすくまとめてくれているので無意味。
そこでこのシリーズは僕なりの考え方・方法で動画編集の技術をお伝えしたいと思う。
今回は「vol.0」として、僕なりの心構えを書いてみようと思う。
ここ6年ほど途切れることなくご依頼を頂いているので、多少参考になるのではないだろうか。
動画編集を作るときの心構え
いくつか僕がずっと意識していることがある。
これは最初の頃学び、いまも大切にしている考え方。いわば指標・ベース的なもの。
「飲み屋でおっちゃんが語っているなぁ」といった具合で気軽に読んでもらえると嬉しい。
動画編集者はデザイナーではない
まずはこれを心に留めていただきたい。
我々はデザイナーではない。
確かにデザイナー的な感覚が求められることは良くある。
しかし、よく動画編集初心者の方が起こす事として「全てを自分でやってしまう」ことが挙げられる。
つまるところデザインを付け焼き刃で作ってしまいがち。
ハイクオリティな映像を作りたいのに、どうしても「休日にお父さんが作った運動会ビデオ」みたいな作品が出来てしまった経験はないだろうか?
その原因がこれである。
BGMや効果音は割とみんなネットにある素材を使うのだが、、、。
手作り感のある映像を求められている、もしくは生まれながらに天才デザイナー並のセンスを持ち合わせた方であれば別にいいだろう。
だが僕がこうしてブログを書いている間、本業に勤しんでいる間、デザイナーさん達はデザインのことばかりを考えている。
そんな方々の磨き抜かれたセンス、豊富な経験や鍛え上げられた技術が僕を含める素人に発揮できるとは到底思えない。
そもそも動画編集は
- 撮影データやCG、イメージなどの映像素材
- ロゴやテロップなどの静止画素材
- BGM/SE(効果音)などの音素材
これらをうまくミックスさせるだけだ考えたほうが良い。
ではどうやってデザインや音素材を調達したらいいのか?
その疑問にはまた別記事でご紹介したいと思う。
普通に見れる作品を作る
重要なのは「普通」の映像を作ること。
最初から気をてらったり、オリジナリティを出そうとすると確実にクオリティが低下する。
「一般受けする映像を作る」とも言えるかもしれない。
思うに、第一線で活躍している監督さんなどはおそらくオリジナリティを出そうとしていないと思う。滲み出ているのだ。
繰り返し作品を作っていく内に「その人らしさ」が無意識のうちに出てくる。
それがオリジナリティと呼ばれるものの正体だと思う。
しかし編集に小慣れてくると「この演出はありなのか?カッコいいと思うけど。。。」と迷う事も出てくる。
そんな時は「んぇぇぇいやってしまえ!」の精神も同じく大切にしてほしい。
それが本当に素晴らしいものならば、あなただけのオリジナリティとして受け入れられるはずだ。
目的を忘れない。
映像の目的はいくつもあるが、大きな目的は2つ。
「そのものが作品としてみられる映像」(MV・映画・結婚式ムービーなど)
「売り上げ(≒)視聴数として機能する広告・商業ツールとしての映像」(CM・TV番組など)
世のほとんどの映像にこの2つが求められている。
面白い例がある。
ミュージシャンのPV(プロモーションビデオ)が近年MV(ミュージックビデオ)と呼ばれるようになった。
元々CDの売り上げを伸ばすため、プロモーションとしての役割を担うPV。
元来リリースに先駆けてTV等のメディアで流れていたが、近年はそれ自体が作品として見られる傾向がある。
だからこそ呼び名がMV(ミュージックビデオ)と変化したのではないかと思う。音源リリース後に発表されるMVもある。売り上げを伸ばすのならリリース前に公開するのがコマーシャル的に良いに決まっているが、きっと映像作品と捉えられているからだろう。
基本的に映像の9割は宣伝、つまり数字に結びつけるためのコンテンツだ。
TV番組でさえ、合間のCMを見てもらうために面白い番組を目指している。
言うなれば「CMのCM」だ。
逆に結婚式ムービーなどは思い出を残すため、来場者へ自分たちを知ってもらうためなど、あまり数字に関係ないコンテンツ。
依頼者がどのような映像を求めているのかを決して忘れてはならない。
まとめ
以上だ。
もっと沢山あるのだが、まずベースとしてこれを意識して編集したら間違いはないだろう。
- 動画編集者はデザイナーではない
- 普通に見れる作品を作る
- 目的を忘れない
これらを総括すると「動画編集者のエゴだけで作ってはいけない」ということになる。
あくまで縁の下の力持ち。これを自覚するに越したことはないと考えている。
ひょっとしたら夢のない話をしているかもしれない。
だが、事実だ。第一の目的は視聴者を感動させたり楽しませることに尽きる。
余談になるが、動画編集は様々な要素が入り混じっている。
だからあらゆることに対して好奇心を持って欲しい。
子供のようにいろんなことに興味をもち、追求して欲しい。
その経験は必ずあなたの感性を磨いてくれる。
アーティストではないといったが、それでも感性は磨いたほうがいい。
僕の大好きなマイケル・ジャクソンは
「僕は永遠の少年、ピーター・パンなんだ」
と発言したが、これは彼が世の中に対して面白いものを発信する心構えが垣間見れるものだと勝手に思っている。
あえてもうひとつご紹介
もうひとつだけ必要な心構えをご紹介しよう。
それは「愛を込めること」
これは動画編集者あるあるだと思っているのだが、なぜか友人や身内に作るムービーはやたらと出来が良くなる。
無意識のうちに力を入れてしまっているのだろう。
料理と同じく、動画編集も愛というエッセンスは大切なのかもしれない。
「何をくっせぇことをいってるんだ」
と思われるかもしれないが、これもまた事実なのだ。
自分が作った動画は我が子のように可愛いものだ。(僕には子供いないけど)
自分が愛し、人に愛されるような動画をどんどん発信する編集者を、よろしければ僕と一緒に目指しましょう。
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