はじめに

僕は20代半ばからデジタルに触れ、その素晴らしさに魅了されてきた。

本はiPadで読むようになり、書類は可能な限りデータ化し、連絡も通話よりチャットが圧倒的に多い。
しかし今は、全てをデジタル化するのが理想だと思う反面、アナログも重要、いや必要だと感じている。
それに気付けたのは、本業はアナログ主流、兼業している映像編集はデジタル主流と、真逆の環境に身を置いているからかもしれない。

その経験を元に、この記事では僕がデジタルでしていること・アナログでしていることをまとめたい思う。

デジタル化していること

大雑把なスケジュール管理

スケジュール管理はiPhone純正のカレンダーアプリで十分。
誰にいつどこで「〇日空いてる？」と聞かれるか分からない。
手帳はかさばるので常時デスク周りに置いているが、iPhoneは常にポケットに入れてあるのでいつでも確認・追記できる。

タスク管理はiPadとApple Pencilで行っている。

読書

僕は結構漫画を読む。
ONE PIECE以外は全てiPadで読むようになった。
物理的な本が圧倒的に少なくなるのは大きい。
部屋に置くものは最小限なのが理想。(なのに増えてしまう)

音楽・映画観賞

音楽はApple Music、ないものはiTunes Storeで。
映画はAmazonプライムビデオ、ないものはレンタル可能。
それ以外はお店で借りるようにしているが、ほとんどが上記2つのサービスでカバーできるため、ほぼ借りることはなくなった。
アニメはdアニメストアがオススメだ。昔のアニメも見られるのは嬉しい。
最近シャーマンキングと鋼の錬金術師を見てノスタルジーな感情になった。

簡単な打ち合わせ・連絡

映像関連のやりとりは基本チャットワークでしている。
文章にできない詳細なやり取りや、緊急性が高い連絡は電話だが、それ以外はチャットで十分。クラウドもあるので、このアプリ単体でデータも送受信できる。
チャットワークにはテレビ電話機能や画面共有機能もあるので非常に便利だ。

書類

請求書や労務管理ももちろんPCで行う。
映像でのクライアントにはpdfに書き出してお送りする。本業では印刷して送るが。
FAXも本業でしか使ったことがない。
業種によるだろうが、FAXや紙媒体はほぼ必要ない。
経費削減を掲げる会社はまずこれから始めるべきではないかと考えている。
大手企業がやっているように、メールで請求書を送り、必要ならば印刷していただくスタイルが僕は好き。

買い物

事務用品やガジェット、消耗品はほとんどAmazonだ。
品揃えは最強だし、価格も悪くない。
田舎の電気屋さんには置いていないものもネット上なら購入できるので、非常に重宝している。

アナログでしていること

案件スタートアップの打ち合わせや定期的なクライアントとのコミュニケーション

お金のやり取りが発生する仕事の取引。
可能な限り顔を合わせたいというのが僕のポリシーだ。
ランサーズなどネット上でのビジネスマッチングももちろん便利だが、顔の見えない相手とお付き合いより、やはり顔を合わせたもの同士の間に生まれる信頼関係に勝るものはない。
感情、その人のパーソナリティ、空気感、、、様々なことを理解しあえるのはやはり対面でのコミュニケーションではないだろうか。

一覧性を重視する書類

iPadで単純な書類やメールは整理できるが、問題は1枚のタブレットにまとめられてしまうことだ。
例えば比較的小さな単位で、尚且つ大量の案件のオーダーシートや領収書などは、紙自体がその案件の存在を示してくれる。
そういった場合は紙で処理した方が、案件を忘れてしまうリスクは減るだろう。

手紙

僕は全然書くようなタイプではないが。
手書きの文字には心がこもるというのは以前から良く耳にすることだが、デジタルに触れて初めて実感したし、実際長く付き合いのある洋服屋さんなどから送られるDMにひとこと手書きで文字が添えられていると「また行こう」と思える。
自分が手紙を書くのであれば、手書きで送りたいものだ。

日記

ほんのひとことだけスケジュール帳に書き添えている。なので正直日記とは言えないレベルのものだが。これは全然必要なものではない。スマホに入れたくないのでアナログでとっている。

買い物

通販で買っているのは消耗品やガジェットだ。
だが、例えばマテリアルを直接触ったりサイズ感をチェックしたい洋服や、高価な買い物はできれば直接目で見て確認した方が失敗はないだろう。
最近で言えば万年筆がそうだった。書き心地はネット上ではさすがに体感できない。

結論

心を必要とする場面ではアナログを。それ以外はデジタル化を。

書いてみて思ったが、必要に迫られ、アナログで処理せざるを得ないことが多かったのが本音。

とはいえ、アナログの方がいいことも上記のようにいくつかある。人の温もり、存在を伝えられるがアナログ最大のメリットだ。

それぞれ職種によってその使い分けも違ってくるだろう。一度デジタルにすべきところ、アナログであるべきところを見直してみるのも良いのではないだろうか。

でもこれだけはデジタル化してくれ！！！

少し愚痴っぽくなるかもしれないが、どうしてももの申したい。

DMをファックスやハガキで送るのはやめてくれ！！！！！

いや、例えば服屋さんのDMなど、それ自体にそのブランドやシーズンテーマをデザインで表すものは構わないのだが。

これメールで良くない？と感じるDMをハガキやFAXで送るのはやめて欲しい。
あなたも感じたことはないだろうか？
ひと目で不要と分かるハガキやチラシをそのままゴミ箱に捨てる時の違和感を。
もったいない。環境破壊の温床でしかない。

FAXなんて特にひどい。
なぜ送り手側のマーケティングに、こちらの紙とインクを消費しないといけないんだ。
こちらの財産を勝手に使われてしまうなんて、僕は犯罪じゃないのかとさえ思っている。
こんなことがまかり通っていいのか。。。

メール、つまりデジタル化した方がいいものの最たるものだと思い、極論なのかもしれないが最後に添えさせていただいた。

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